自閉症スペクトラムの診断 - 重度虚言癖の日記

WAIS－ⅢというIQテストがあります。

f:id:akira0911:20180716101314j:plain クリニックで３時間ほどの検査を受け、結果は写真の通り。赤で塗りつぶされている83という数字がIQ。隣の13という数字は100人いたら下から13番目という意味。

「知能指数の分布はほぼ正規分布になり85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。50–70は軽度知的障害、35–50は中度知的障害、20–35は重度知的障害、20未満は最重度知的障害とされる。」

IQは83とは、つまり知的障害は伴わないが、標準値の下限からは外れている。社会生活は送れるが頭の悪い人間ということ。人生ハードモード確定。

写真の一番上が言語性IQ。これはいわゆる「学力」と直結する数字で、育ってきた環境によって高くなることも低くなることもあり、後天的な影響を強く受けるとのこと。

言語性IQが高い場合、耳で聞いた情報を処理する能力や、言葉の意味を説明する能力が優れているということになるそうです。この数値は101なので人並み。

IQを細かく分ける群指数という指数も。写真の「言語理解」と「作動記憶」が言語性IQに該当します。

私は言語理解が95、作動記憶は105でした。国語などの学力は苦手とは言え平均並み。短期記憶は平均並みといったところ。

動作性IQは目で見た情報を処理する処理する能力や空間的な処理能力を指します。動作性IQは生まれつきの要素が大きく、低い人が努力で伸ばすことは難しいと言われています。

私はこの動作性IQが65。（100人中、最下位という結果‥。）スポーツ、特に球技が得意な人は動作性IQが高い傾向にるとのこと。スポーツ全般が苦手だったので納得。

動作性IQの群指数は「知覚統合」と「処理速度」です。

悲しいことに知覚統合は68、処理速度が78しかありません。目で見たものをまとめる力が弱く、頭の回転も遅いということです。

仕事では、やり方を手取り足取り教わっても全く記憶できず、処理も遅いタイプ。世間では簡単と言われている仕事でも、動作性IQが低いと難しいものです。

私は仕事を全く覚えられず、前職も頓挫してしまい、現在無職になってしまいました。

言語性IQと動作性IQの差が離れているのが問題です。 言語性IQと動作性IQの差が15以上あると発達障害と診断される基準になっています。

36離れている私は見事この基準に当てはまり発達障害の診断を受けました。(診断には過去の生育歴など他の指標も必要になってきますが。)

結果は私のこれまでの人生を振り返っても「なるほどなー」と思いあたることがたくさんあり、受けて良かったとは思います。

ただ、人生ハードモード確定だとしたら、36歳になる前に知っときたかった。今は再就職できるか。できたとしても続くのか。二次障害のうつもあり、薬も飲んでいます。自殺未遂も経験しました。今は不安しかありません。

これから先の人生どうなるか。どうするか。どうなったか。これから書いて行けたらなと思います。